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[I]基礎知識編

02 PCオーディオは4つの部分からできている。

あまり凝らずにほどほどの規模のPCで音楽を楽しむことは十分可能だ。では、実際にPCオーディオはどんな構成になっているのか、「基本は4モジュール構成」というのがその答えだ。ここでは、大づかみに全体像を見ていこう。

1PCオーディオは4つの部分からできている

図:PCオーディオの基本モジュール

(1)データドライブ

CDなら光学ドライブから、ダウンロードデータやCDのリッピングデータならそれを収納したHDD(ハードディスク・ドライブ)かSSD(フラッシュメモリを使ったソリッドステート・ドライブ)から、音楽データを読み出す。いずれもPC内蔵のものでOKだが、さらに性能や容量を求めると外付け型になってくる。(詳しくは[II]ハードウェア編)なお、最近、「光学ディスクには問題が多く、データにすれば万事解決」と言うような安易な論調が多く見られる。しかし、この4モジュール構成でのほんの入り口の部分であることからもわかるように、その後に続く諸問題まで解決するわけではないので、十分注意されたい。

(2)PC

音楽データを処理していくインフラであり同時に「司令塔」の役割を果たすのがPCだ。ドライブも再生ソフトもオーディオインターフェースも全て、「基本ソフト(OS=オペレーティング・システム)」であるウィンドウズやMacなどがベースとなってこれらを管理・サポートし、その上でデータが処理されていく。(設定など、詳しくは[III]ソフトウェア編

(3)再生ソフト

データドライブから音楽データを読み込んで、再生ソフトがPCデータとして処理していく。OS付属のものや優秀なフリーウェアがたくさんある。音質だけでなく、CDの曲名などデータ表示や音質補正など機能に違いがあるので、いろいろ試して自分の好みにあったものを選択したい。(詳しくは[III]ソフトウェア編

(4)オーディオインターフェース(DAC含む)

ちょっと分かりにくいのが「オーディオインターフェース」だ。「サウンドカード」とも呼ばれるが、これはデスクトップPCでは文字通りPC内部に挿すカードとなっていて、ノートPCの場合は外付けの機器になる。(詳しくは[II]ハードウェア編[III]ソフトウェア編

これはPCオーディオの「エンジン」と言ってもよいほどの重要な以下の諸機能を持つ。

●データレシーバー

(a)PCからPCIバスまたはUSB、FireWire、LANなどのケーブル経由で送られる音楽データを受け取る。(PCIバスカードの場合、ケーブルなし)

(b)クロック注入

(c)音楽PCMデータの作成

クロック信号を注入してシステムクロックに同期して読み出されたPCMデータを作り、DACに引き渡す。【1】

1】クロック

デジタル機器は時間を細かく区切って動作するのはご存じの通りだ。その区切りとなるタイミング信号を「クロック信号(クロック)」と呼び、クロック信号を発生させる部品を「発振器(クロックジェネレーター)」と言う。どちらも単にクロックと呼ばれることも多いので、混同しないように注意する必要がある。

●D/A変換(DAC)

デジタルのPCMデータをオーディオのアナログ信号に変換して出力する。

(写真)

Lynx L22

オープン価格(実勢14万5千円前後)
■問 (株)フックアップ 03-6240-1213

デスクトップ機の内部に挿して使う。

(写真)

RME Fireface400

FireWire接続の外付け機。ノートでもデスクトップでも使える。

2モジュール構成のメリット

(1)ユーザーの選択の幅が大幅にアップ

モジュール構成の場合、構成の仕方・形状・予算・音質を、ユーザー側でコントロールする自由度が非常に高くなる。

(2)初期投資を低くできる。

手持ちの機器を活用するなどで初期投資も低くなる。例えば、手持ちPCの他に何かオーディオインターフェースやDDコンバーターを買って接続すれば、すぐに音楽を聴けるわけだ。始めるにあたって敷居が低いのは大きな利点だ。

(3)柔軟なグレードアップが可能。

モジュール化しているので、各種ソースや今後のシステム発展に柔軟に対応でき、ソフトウエアも含めてアップグレードも環境・予算に応じて柔軟に対応できる。

(4)オーディオの「形」も選ぶことができる。

これらは生活スタイルに合わせて別々の機器・ソフトの形でも、一体型でも構成できる。例えばドライブとサウンドカードを備えたデスクトップPCの形にもできる。

(5)再生ソフトで音質や機能を選択できる。

これまでオーディオでは意識されなかった「再生ソフト」だが、これも音質上非常に重要でOS付属のアクセサリーソフトやダウンロードで入手できるフリーウェア、有料の市販DAWソフトなどいろいろな選択が可能で、それによって音質や機能の選択が可能になる。

3コンピューターであることの問題点

やはりコンピューターならではの、手間暇やトラブルも発生しうるし、PCの知識はあった方がよい。ただ、PCに詳しい人は今の時代たくさんおられる。その方々に教えてもらったり、雑誌を読んだりして情報の入手には事欠かないと思うので、ここでは詳しくは述べないことにしたい。

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