第11回 家庭用液晶テレビとPCオーディオがホームエンターテイメントの主役(1)
一般家庭の液晶テレビとMac miniを組み合わせて音楽やDVDをサラウンドで楽しむ
ピュアオーディオとAVは別物という方も多いかと思うが、私はそのようなことはないと考えている。巷では自転車が流行しているのだが、10年ほど前から「クロスバイク」と呼ばれる、ロードレーサーとマウンテンバイクの中間的な自転車も増えている。ロードレーサーほど細いタイヤではないから段差も乗り越えやすいし、マウンテンバイクのように太いブロックパターンのタイヤでもない、街乗りにも便利で軽快なタイプだ。
今回紹介するシステムは、ピュアオーディオとAVの中間、PCオーディオとAVの要素を取り入れた、自転車におけるクロスバイク的な、きわめて現実的なシステムを構築してみた。
PCと家庭のテレビが接近を始めた
たとえば秋葉原の家電店に行き、テレビ売り場のフロアを歩いてみると「YouTubeをみることができます」ということが大々的に書いてある。長い間パソコンには専用のモニターが必要で、一般のテレビは使えないと考えてきた。だが、液晶テレビの解像度が上がっているので、パソコン用品と家電の溝がなくなりつつあるようだ。多くの人が普通のテレビでYouTubeを見ているし、見たいと考えている時代になっている。そういえば、この一年ほどの間に「AudioBasic」誌や「PCオーディオfan」誌の取材で読者のお宅を訪問した際、40インチから50インチの液晶テレビを使っている方に出会った。そしてそこで見た画像は十分な解像感があり、パソコン用としても違和感なく使えると確信した。
一方、2010年に発売されたMac miniにはHDMI端子が標準で装備されていることからもわかるように、パソコン側も一般家電に近い性格を持ち始めていて、ここでも家電とパソコンの溝は埋まりつつある。そこで今回は、人気の東芝製液晶テレビ「REGZA」とMac miniを用意して、生活家電とオーディオAVの融合を試してみることにした。
■取材に使った機器(1)

Mac mini
アップルが作るコンパクトなデスクトップ型。Blutoothに対応しており、キーボードやマウスは純正品以外にも好みのものをワイヤレスで組み合わすこともできる。CPUにはインテルCorei5またはCorei7が選べ、シンプルで小型の外観からは意外なほどの高いパフォーマンスを発揮する。最新世代はHDMI端子を装備しており、家庭用液晶テレビをディスプレイとして使え、ネットワークから本機に取り込んだインターネット・ホームページや動画なども大画面で楽しめる。注目の新しい高速伝送サンダーボルトも装備。価格は、5万2,800円から。
■リンク:アップル・ホームページ http://www.apple.com/jp/
東芝 レグザZ3

シンプルなベーシックモデルから多機能高画質モデルまで、ラインアップを誇る東芝の液晶テレビREGZAの高級Zシリーズのなか基本モデル。高度な技術で開発された映像エンジンCEVOを核にした高画質には定評がある。外付けHDD録画やスマートフォンやWindowsPCからの外部コントロール、ホームネットワーク対応など、機能も実に豊富。なお、画像の3D対応の上位モデル、REGZA 42V ZP3もある。
■リンク:東芝・レグザシリーズ・トップページ http://www.toshiba.co.jp/regza/
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