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【インタビュー】井筒香奈江 その表現と音楽、音へのこだわり page 2/5

不思議なつながりから生まれたタイトル「時のまにまに」

炭山 井筒さんは洋楽のカバーはレイドバックでの活動で、邦楽についてはソロのクレジットでリリースされてきていますね。

井筒 レイドバックは、70年代のアメリカ、イギリスを中心とした音楽をカバーするグループとして、2002年に結成しました。2004年に『Little Wing』、2008年『reframe』とCDを2枚ほど出しながら、演奏活動をしてきたのですが、2008年のリーマンショックによって、バー、ラウンジなどでの仕事が激減してしまったのです。歌う場がなくなってきてしまったことで、私にも歌手でいられなくなってしまうという危機感がありました。それならば自分で歌う場を作ろうということから、まず録音をしようと決めたのです。

炭山 ソロでのリリースとなったのは、何か理由があるのですか。

井筒 2008年にリーマンショック、そして2011年には東北大震災が起こりました。その前後に、ユニットでの3作目を作ろうと思ってメンバーに相談したのですが、同意してもらえなかったんです。CDを出すというのは、とても気力が必要な作業です。皆、きっと落ち込んでいたんでしょうね。とても、そこに掛ける気力がなかったのだと思います。

炭山 そこで井筒さんは、前を向いたわけですね。

井筒 私はとにかく歌う場所が欲しかったのです。これまでとすべてを変えて、メンバーの力に頼ることなく、CDを作ろうと思ったのが、ソロでのリリース、日本語の曲に取り組んだきっかけです。

炭山 そしてついにソロでのファーストアルバム『時のまにまに』になるのですが、このアルバムタイトルが決まったときのことをお話いただけますか。

井筒 当時、アルバムの名前が全然決まらなくて、どうしようかと悩んでいました。そんなある日、巣鴨の地蔵通りに行ったのですが、そこに易者さんが居りまして、何かすごく気になったんです。最初はみてもらうつもりはなかったのに、いつの間にか何度も前を行き来していて、やっぱりみてもらおうと思い直して、座りました。すると「自分の住んでいるところから、こっちの方角の神社にお水取りに行ってごらん」と言われたのです。

そこで、後日、実際に行ってみたのですが、とても小さな社のところで、そこにおみくじもありました。そのときも、凶が出たらいやなので、絶対引かないぞと思っていたのですが、気がついたら引いていました。そして、そのおみくじにあったのが「風のまにまに」という一節です。それを見た瞬間、私が使いたいと思っていた「時」ということばと一緒になり、「時のまにまに」というタイトル名が、パッと浮かんだのです。その偶然というか、必然というか、今でも不思議です。

炭山 それが、結局、毎年のリリースを重ねて『時のまにまに~IV 時代』にまでなった。どんどんファンも増えてきているとことには、あのタイトルが引き寄せているものもあると、私は思っています。

井筒 あるCDショップの方たちが、もう「まに」とか「まにまに」というだけで、店員の皆さん、全員に通じるというお話をうかがったこともあります。


■ハイレゾで聴ける井筒香奈江 作品①
『時のまにまに』
Vocal.井筒香奈江
Guitar.江森孝之
Recording Engineer.川瀬真司(Gumbo Studio)

<収録曲>01. マイ・ラグジュアリー・ナイト/02. 悲しくてやりきれない/03. 逢いたくて逢いたくて/04. Woman(Wの悲劇より)/05. ボーイの季節

WAV・FLAC 96kHz/24bit

(次ページへ続く)

 

 

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