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【特集】ブルーノートの“ニュー・チャプター”に注目  ◎文・和田博巳 page 1/5

今も大きく変貌しているブルーノート、21世紀の新楽章

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 今回ハイレゾで紹介するのは「ブルーノートのニュー・チャプター」である。ニュー・チャプター(新章)だから、50年代のブルーノートジャズ、つまりアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズやホレス・シルバー、ソニー・クラークといったハード・バップではなく、さらに60年代のハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター等を中心とした新主流派ジャズでもない。もちろんオーネット・コールマン、セシル・テーラーといったフリージャズでもない、まさに現在進行形の21世紀のブルーノートジャズを紹介しようというものだ。

 では21世紀のブルーノートジャズとは具体的にどういうジャズか。「ジャズのニュー・チャプター」の名付け親、柳樂光隆氏の著作『Jazz The New Chapter』(1巻〜3巻)で紹介されているような作品で、古典的なジャズはもちろんのこと、R&B、ポストロック、クラブミュージック、ヒップホップといった音楽を共通して背景に持つ、まさに21世紀のジャズとしか言えない音楽である。その中でも今回は、ここ3年ほどで広く一般のジャズファンにも認知されるようになった鮮度の高い作品を、ハイレゾでリリースされている中から選んで紹介しようというものである。

 ジャズのニュー・チャプター的作品はもちろんブルーノートレーベル以外からもリースされている。しかし作品の数で言ったらブルーノートが圧倒的に多い。これはどういう訳だろう。
 契機はおそらく3年前の2012年1月に、ドン・ウォズがブルーノートの社長に就任したことにあるのではないかと。ドン・ウォズは1981年にデヴィッド・ウォズと共にグループ「ウォズ(ノット・ウォズ)」を結成。幾つものヒットを出した後、プロデューサーに転身。ローリング・ストーンズの7作品を筆頭にボブ・ディラン、イギー・ポップ、ジョージ・クリントン、BBキング他数えきれないほどのビッグスター、個性派アーチストのアルバムを制作している。こういう男がジャズレーベルの社長に就任すると、そのレーベルのジャズの裾野は一気に広がるというもの。
 結果、ジャズにヒップホップソウルやポストロック、クラブミュージックなどが融合した、旧来の感覚ではジャズとは言い難い「ジャズのニュー・チャプター」が始動する事になった。

 これらの新生ブルーノートジャズは、かつてのブルーノートがアーシーで黒っぽいサウンドを特徴としていたのに対して、極めてハイファイでハイブロウなサウンドが特徴だ。21世紀ブルーノートジャズの数々をぜひハイレゾで堪能されたい。

 

 

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