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4つの視点から感じる『ON the ROAD』の総合的価値 page 3/5

 

03:選曲・ライナーノーツ執筆
日暮泰文氏
髙地 明氏

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『ON the ROAD』は、「ブルース」「ジャズ」「ソウル」という3つのラインアップを擁している。ジャズの選曲とライナーノーツの執筆にあたったのは、ジャズ評論の先駆者、岩浪洋三氏。しかし、大変残念なことに、製品のリリースを見ることなく昨年10月5日にご逝去された。病床までゲラを持ち込み校正していらしたというプロフェッショナルの姿勢に感服するとともに、あらためて心よりご冥福をお祈りしたいと思う。
ブルースとソウルを手がけたのは日暮泰文氏と髙地 明氏である。お二人と言えば、1975年にブルース・インターアクションズを設立し、レーベル「P-VINE」を立ち上げ、精力的にブラックミュージックの魅力を我が国に伝えて来た方々だ。ブルースやソウルに広く深く密着してきたそんなお二人が、果たしてどんなスタンスで仕事を進めて行ったのだろうか。

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――ブルース、ソウル、それぞれ150曲の音源をハイレゾ化して、USBメモリーに収録して販売するといったこのプロジェクトを初めて聞かれたとき、実際にどう思われましたか?

日暮氏 もう、そんな時代なんだと思いました。

髙地氏 私自身が、こうしたスタイルで音楽を聴く習慣がなかったものですから、どれほどの市場があるのか見当がつきませんでした。しかし良い楽曲が良い音で聴けるなら、これは素晴らしいことだと感じました。

――150曲もの選曲はどのように行っていったのでしょうか?

髙地氏 P-VINEで30年以上にわたって、アメリカで制作された音楽の所有権や販売権を獲得するというビジネスを展開していました。もちろん、それは私たちが気に入ったものばかりです。なので、どういったものが、今回使用できるかはおおよそ私たちの頭の中に入っているんです。

――今回は選曲ばかりでなく、お二人が全曲、全アーティストを仔細に記したブックレットもパッケージされますから、音楽とじっくりと向き合うことができます。それを読みながら聴く、ブルース、ソウルの合計300曲はP-VINEさんのある種の集大成と捉えることもできますね。

日暮氏 まさにそう考えていただいても結構だと思います。

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ライナーノーツが収められた付属ブックレット。

――また、ライナーノーツは限られた文字分量の中にも関わらず、非常に濃密な言葉で埋め尽くされていますね。文章を読むだけで、音楽が聴きたくなるような。
髙地氏 今回の楽曲は、これまでの私たちの活動の中で聴いてきたものばかりで、普段からその曲がいかに好きかということをお伝えできたらという気持ちでした。

――50年も前の録音が、ハイクオリティなサウンドで甦るということについては、どうお考えですか?

髙地氏 オーディオ雑誌で評価を受けるというよりも、音楽ファンが聴いて、これはかっこいい音だと思ってほしいんです。

――確かに、オーディオファンと、音楽ファンの趣向には隔たりがあると思います。しかし、『ON the ROAD』はサウンドの面、楽曲のレベルの面、それら両方が見事にクロスオーヴァーした作品だと思います。だから、オーディオファンと音楽ファンの垣根を取り払う可能性を秘めているのではないでしょうか。

(次ページへ続く)

 

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