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【レポート】『持ち寄り大試聴会 外部クロックはどこにどうつなぐのがベストか!?』 page 1/2

外部クロックは、上流・中流・下流どこに入れるのがベストか!?

(村井裕弥)

兵庫県宝塚市に、水田泰一さんというPCオーディオの先駆者がいらっしゃる。PCオーディオなどという言葉が一般的になる前から、彼はPCをオーディオ・ライフに取り込み、日夜実験と比較試聴に取り組まれた。そんな水田さんとの出会いについては拙著『これだ!オーディオ術』(青弓社)を、彼の考え方や実践については『PCオーディオfan 3』をご参照いただきたいのだが、今回彼がとある人気ブロガーのお宅を訪ね、前代未聞の実験をおこなうという情報をキャッチ。「これはぜひ同席したいものだ」と考え、取材を申し込んだ。

そのブロガーのお名前はMt.T2(やまてつ)さん。ネット上でオーディオ情報を収集している方なら、誰もがこのハンドルネームをご存じなのではないか。1年365日、欠かさず早朝にブログを更新(そのあと駆け足で出勤しているらしい)。その内容は、上級者のお宅訪問、ご自宅でのオフ会、ハードの自作(木工・金工はもちろん、電子工作までカバー)、イベント紹介、ソフト紹介と多岐にわたる。マンションのリビングで、アナログから3Dシアターまでカバーしているというのもすごい!!

ただ、そんなMt.T2さんも最近はスランプのようで、自宅の音に今ひとつ満足できないご様子。そこで目を付けられたのがGPSを利用した外部クロック装置、オルソスペクトラムGPS-777だった。もちろんMt.T2さんのことだから、イベント等でその効果は確認しているのだが、これまで体験できたのは、PCオーディオにGPS-777を使った例が多く、自宅でお使いのユニバーサルプレーヤー(エソテリックUX-1Pi)に直接つなぐとどうなるかが最大の関心事。

一方の水田泰一さん、ここ数か月間最大の関心事は「外部クロックをどこにつなぐと、最大の効果が得られるか」。この実験をきっちりおこなうためには、
①外部クロック入力端子付きディスクプレーヤー
②外部クロック入力端子付きD/Dコンバーター(クロック・コンバーター)
③外部クロック入力端子付きD/Aコンバーター
が必要となる。
「だったら、Mt.T2さんの家に、仲間が機器を持ち寄って、聴き比べをやろう。そうすれば、Mt.T2さんの願いも、水田さんの願いもかなえられる」誰かがそう言いだして、1月22日(日)午後、オーディオ仲間4人が関西地方某駅前に集結することとなった。

Mt.T2さん愛用システムと
水田さんが用意したソフト

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Mt.T2さんのシステムの一部。左写真の上がエソテリックUX-1Pi、下がサンバレーSV-192A/D。右はパイオニアS-1EX。

初めて上がらせてもらうMt.T2邸。ブログではいつも「狭い、狭い」といつもボヤかれているが、なんのことはない。日本のオーディオ環境としては中の上。リアスペース込みで8~10畳程度の広さに加え、廊下へのドアを開け放して再生しているから、12畳くらいのエアボリュームは十分稼げる。
ユニバーサルプレーヤーは、前述UX-1Pi(UX-1を購入後、Piにアップグレード)。もちろん外部クロック入力端子付き。D/Aコンバーターとプリは、SUNVALLEYザ・キット屋。前者がSV-192S(これも外部クロック入力端子付き)、後者がSV-192A/D。末尾のA/Dはその名の通り、A/D変換可能なプリを意味する。パワーアンプはラックスマンの8ch用を逸品館がチューンしたMU-80/Fine Tuned。Mt.T2さんはこの内4chを使って、メインスピーカー、パイオニアS-1EXをバイアンプ駆動されている。
チェック用ソフトは水田さん御用達のCD-R(彼は、自分が生で聞いたコンサートの放送や実況録音盤を基準にしているのだ)。内容は、弦楽合奏中心のバロック音楽。それ以外のソフトも、参加者のリクエストにより適宜使用された。

MU80

ラックスマンの8chパワーアンプMU-80/Fine Tuned。ショップでチューニングしたスペシャルモデル。

 

上流か、はたまた下流か

まずは、ユニバーサルプレーヤーをCDトランスポート(上流)として使用。同軸デジタル出力を、D/Aコンバーター(下流)に接続する。
【上流なし・下流なし】いずれも外部クロックGPS-777なし(それぞれの内蔵クロック)で再生する。やけにだるい音である。肩の力が抜けたともいえるが、これはいかにも抜け過ぎ。「どうしてこんなソフトを選んだの?」という気がしてくる。実在感の極めて希薄な音。
【上流なし・下流あり】D/Aコンバーターのみ、GPS-777(44.1kHz)を接続。まずは低域のレンジ感拡大に驚かされる。弦から生じる倍音の量もまったくの別物。演奏のスケールやソリストの積極性も際立つが、やや野放図な印象も残る。
【上流あり・下流なし】CDトランスポートのみ、GPS-777を接続。細部の見え方が飛躍的に改善され、極めて高解像度な世界が展開する。これはこれで見事ではあるが、もう少し低域の量やこくが欲しいかなという気もする。
【上流あり・下流あり】GPS-777の出力をBNC分岐アダプターを使って2つに分け、両方に接続。まずは、演奏直前の咳払いがリアルになったことに驚かされる。しかし、そのリアリティのバランスがよいとでもいうか、わざとらしさを感じないのだ。なめらかさと力感も両立。極めて落ち着いた音なのに、キレが少しもなまらない。

 

 

 

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