現在の場所
ホーム > 特集 > PCオーディオ・サウンドトピックス > 【TOPICS】進化するデジタルケーブル~オーディオクエスト社長、ビル・ロウ氏に聞く
banner_2

【TOPICS】進化するデジタルケーブル~オーディオクエスト社長、ビル・ロウ氏に聞く page 1/2

AQ-01

オーディオクェスト社長、ビル・ロウ氏。

先に新しいデジタルケーブル・ラインアップを発表し、ここ数年、進めてきたケーブルの次世代ラインアップへの移行に完結を見たオーディオクエストだが、今回、社長のビル・ロウ氏が来日。今回のデジタルケーブルを通してみた技術的成果や開発思想の一端、今後の製品開発について、話をうかがうことができた。

オーディオクエストの新しいデジタルケーブルは、COAX(同軸)タイプのCinnamon(シナモン)Carbon(カーボン)Diamond(ダイヤモンド)と、AES/EBU(XLR)タイプのCarbonDiamondがある。表面を銀コーティングなどの処理をした高純度銅(クラスに応じて異なる)は前モデルを踏襲しているが、プラグのデザインを一新。また、高周波のデジタル信号に合わせて、より低歪み、損失の少ない伝送に向けた新技術を投入している。
これら新製品について
「デジタルケーブルはCDの創設時代から手掛けてきており、25年間、改良を繰り返してきている。今回の新ラインアップも大きなレボリューションはないが、連綿と続けてきた改良の集大成したモデルとなる」(ビル氏、以下同)とのことだが、とはいえ、やはり独自のノウハウに基づいた技術が多数導入されている。

銀を贅沢に使った独自のコーティング方法

そのひとつが「コールドウェルド」だ。冷間溶接というハンダを使わない圧着による接合で、ピンの内側に開けられた穴に導体を挿入して圧着して接合させる。導体とプラグがダイレクトにしかも広く確実に接触することからピュアな伝送が得られ、またデジタル信号にも適しているという。
「なぜなら高周波は導体の表面を伝わる。そこに不安定な接続部があると反射が生じて音の劣化につながる。ハンダはいろいろな不純物を含んでいるので、予期しない反射が起きてクオリティをどんどんさげてしまう」というわけだ。

AQ-03

まさにピカピカのAES/EBU Diamondのピン部分。コーティングの分厚さも感じる。

さらに一目でわかる、プラグのピン、ボディに施された、いかにも厚みのある銀のコーティングもポイントだ。「ハンギングシルバー」と呼ぶ処理が施されているのだが、高純度の銀を溶かした槽にピンやプラグ類を、何度も浸けては引き上げ、乾かすという方法で、高純度で厚い塗装膜ができあがり、酸化がしにくいので黒ずみがなく、ピカピカの光沢が長期間、得られるのだそうだ。

金メッキにしろ銀メッキにしろ、通常はこうした光沢をもっているが、この多くは、ニッケルでベース層としてニッケルを塗り、その上に金なり銀のメッキ処理を施すの出そうだ。当然、音への影響が考えられるが、オーディオクエストではその点を考慮して、以前はこうした処理を行わず、そこの光沢にもこだわらなかった。
「だから当時は光沢があるのは音には良くないんだぞというのが、私たちの主張でしたが、今は大丈夫です(笑)」という。「時間もコストも掛かるが、新しい高みに上るための方法を見出せたと思う」ということだから、今後の主要技術の一つになるだろう。

AQ-05

先に発表された同軸タイプのデジタルケーブル。左からベースモデルのDigiatal Caax Cinnamon、同Carbonm、同ダイアモンドの順。デジタル信号のような高周波信号では表面に近い方を流れる特性に合わせて、その伝送に優れたシルバーコーティングを施した導体、ノイズ消散システム(NDS)、コールドウェルド接合、ハンギングシルバー(Cinnamon除く)という独自の銀コーティングなどを共通の特徴としている。

(次ページへ続く)

 

 

AD 1st

刊行物publish

Gaudio No.3 2013.SUMMER【5月30日発売】

2013年5月31日発売

定価:1,500円

・私の小型スピーカー論

・デスクトップシステム

Gaudio No.3 2013.SUMMER【5月30日発売】

詳細を見る

PCオーディオの世界へようこそ

Welcome to the PC AUDIO World! まずはPCオーディオをはじめてみよう WHY PC AUDIO

PCオーディオ基礎知識knowledge

ベーシックマニュアル オーディオ用語辞典

プレゼントpresent

iPhoneなどにもピタリのハイセンスなヘッドフォン「harman/kardon CL」レビュワー募集!

プレゼント詳細

応募は締め切りました

AD 3rd
PAGE TOP

Gaudio+PCオーディオで人気のキーワード