これが最新コンポーネンツの実力 ヤマハS2100シリーズは注目スピーカーをどう鳴らすか

「ヤマハA-S801」

ハイレゾ、ハイレゾと騒がしいが、ハイレゾ音源を再生すれば必ず音がいいかと言えば、もちろんそんなことはない。ハイレゾ・ファイルは「素晴らしい音で再生できる可能性を大いに秘めた音源」ということだ。だから試しにと「安いUSB DACを買ってきてハイレゾ・ファイル再生を試みたが、自分の高級CDプレーヤーで聴く44.1kHz/16ビットの音に比べて特に良いとは思わなかった」という意見があっても不思議ではない。高級CDプレーヤーは電源部にもアナログ回路にも筐体にもお金がかかっていて、パーツのグレードも高い。したがって、当然音の品位も向上する道理だ。単体のUSB DACもちゃんと作るとそれなりに高価なものになるのは、他のオーディオコンポーネントと同じである。

しかし、今回紹介するヤマハA-S801のように、しっかりした中〜高級プリメインアンプにUSB DACが搭載されている場合、話は別である。というのは(後述する)ヤマハの“ToP-ART”思想やしっかりした電源部の恩恵で、素晴らしいハイレゾ再生が実現するからである。