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まずはPCオーディオを始めてみよう

「1」ハードウェアの準備

「1」ハードウェアの準備

れてきたらいろいろ試そう

始めていく中で、自分の目指すオーディオに必要なものが少しずつ見えてくるのは普通のオーディオと同じです。例えば、最初は手軽な音楽再生用のミュージックプレーヤー(ソフトウェア)を使用していても、PCオーディオに慣れてくると雑誌に書いてあるような高機能プレーヤーソフトを入れてみたくなります。そうすると音がよくなることを実感して、機能をどんどん拡張していくことになります。また、CDをパソコンに取り込んでいくと楽曲データが増えていきます。 あるいは音質の良い形式で入れるとどうしてもデータサイズが大きくなります。そうなるとハードディスクを増設したり、外付けで増やしたりすることになりますが、これは後からでもできます。

機能を拡張したり、大容量のデータを扱ったり、複雑な処理をしたりするとCPUの性能も物足りなくなります。はじめは1GHz程度のCPUでも十分満足できますが、次第に複雑なことをしていくと2GHz程度でないと性能が追いつかず音切れが出てきたりします(imageコラム「CPUのクロック周波数は高い方が性能が良い?」参照)。また、メモリーもはじめは512MBくらいのものでも十分ですが、最新のプレーヤーではメモリー上に曲のデータを展開してより高精度に再生するものもあります。そうすると、2GBあるいは4GBなどが 欲しくなってくるかも知れません。

iTunes で楽曲名を取得するためにもインターネット環境は必要ですが、この程度ならADSLの低速契約でも大丈夫でしょう。しかしLINNのスタジオマスターをダウンロードしたり、ベルリンフィルのデジタルコンサートホール配信を見たりしたいという場合には高速回線も必要です。

手持ちのパソコンでは満足できなくなると、次には買い替えを考えることになります。基本的な性能以外にも音楽再生のために考えておくべきことがあります。 音楽再生をするのですから、パソコンの発する音は静かなほうが望ましいでしょう。PC内部の熱を逃がすためのファンは静かなものが好ましく、ハードディスクもアクセスする際に静かなもの選ぶのが望ましい条件です。さまざまな経験を経るに従って、CPUのみならず自分のシステムに必要な各種スペックを推し量ることができることでしょう。まずは経験を積んでみることが大事です。

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CPUのクロック周波数は高い方が性能が良い? ―――スペックの読み方

最近は、発熱の問題のせいでむやみにクロック周波数を上げられず、限界に達してきています。クロック周波数が高いと単位時間内にこなす仕事も多くできるわけですが、一方で最新技術により一回のクロックでこなす仕事を多くすれば周波数が低くても性能は高くなります。この場合は二つのCPUを比べてクロック周波数が低い方が性能のよくなるケースも多々あります。そのため最近インテルではCore2Duoのような呼び方を止めて、i7,i5,i3というブランド名で呼ぶスタイルに変えました。これはそのまま松(i7) 竹(i5) 梅(i3)と考えてもらってよいと思います。i7が松なのでたとえi5の竹よりクロック周波数が低くても性能はよいという感じです。i7がハイエンド、 i5が普及機、i3が入門機です。

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パソコンのシャットダウンが必要な理由

なぜテレビやオーディオはいきなり電源を切ってよいのに、パソコンではいちいちしばらく待たなければならないのでしょうか?
パソコンでは非常に高速に処理をします。それはハードディスクなどの機械的な動作よりずっと速いので、いちいちハードディスクなどと直接やり取りをしているとそれに時間を取られます。それで実際にはOSは直接ハードディスクに書き込みを行うのではなく、メモリーの上に書いておくバッファリングという動作を行います。そしてあるタイミングでハードディスクに書き出します。これらはOSが効率を考えて自動で行うため、ユーザーは関与できません。つまりOSがまだメモリ上にデータを一時置きしているときに電源を切られると、その結果はハードディスクに書き出されずに消失します。
このほかにもOSはユーザーの負担を減らすようにさまざまなことを知らないうちに代替してやってくれています。そのため、正規の手続きをふまずにいきなり電源を切られると整合性がとれなくなることがあります。またUSBメモリを抜き差しするときもいちいち機器の取り外しを選択するのはめんどうと思われるかもしれませんが、これも同様です。そのため安全のためには面倒でも正しい手順で外しましょう。

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「1」ハードウェアの準備

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ず必要なのは外部DAC

PCオーディオですから、まずパソコンが必要です。では、どんなパソコンが必要なのでしょう。まず、音楽再生では、ハイビジョンムービーの編集のような高い性能は要求されません。そこで、すでにお持ちのパソコンをとりあえず使ってみてはいかがでしょうか? まず始めてみるということが第一歩だと思います。

たいていのパソコンではCDを聴くことができます。しかし、最初に認識していただきたいのは、パソコンが内蔵している音楽再生機能やパソコン用として売られているスピーカーは、趣味としての「オーディオ」を楽しむには音質的には不十分だということです。そこで、まず行いたいのはオーディオのためのハードを付け加えることです。

スピーカーやアンプはすでにお持ちだという前提で話をすすめると、パソコンとオーディオのアンプをつなぐためには、デジタル信号をアナログ信号に変換するDAC(D/Aコンバーター)の機能がまず必要です。この部分の音質にこだわる人たちには、少し前までは大柄なデスクトップPCのケースの中を開けて、拡張スロットにDAC機能をもったサウンドカードを増設して、ドライバーをインストールし、不具合と格闘して……、と少しレベルの高い作業が必要とされました。

しかし、近年になってUSBで接続する外付け型DACの性能も高くなり、小型のノートパソコンに手軽にUSB DACを接続して終わり、ドライバーのインストールも不要、というような手軽な方法が可能になってきています(コラム「USB DAC導入の実際」参照)。まさにPCオーディオを始めるのにふさわしいタイミングです。USB機材と言っても、例えばUSB DACでは、数万円のものから30万円以上する高級機まで、選択肢は豊富です。また、音楽製作などに使われるオーディオインターフェースと呼ばれる機器も、D/Aコンバーター機能を内蔵しているので、DACとして使用する人が増えています。ただし、本来の用途は多様な機器なので、多機能なオーディオインターフェースは使いこなしが難しいかもしれません。

最近では、USBから同軸(S/PDIF)デジタルに変換するD/Dコンバーターも人気です。これならばすでにDACをお持ちの方も、簡単にPCオーディオにトライすることができます。あるいは、オーディオ機器の中にもUSB端子を備え、PCと接続可能なものも出てきました。ただ、USB入力端子を備えているものがすべてPCと接続可能とは限りませんので、購入する前に確認してください。

写真:D/Dコンバーター

D/Dコンバーターは、パソコンからのUSB出力を受けてS/PDIF信号に変換して出力する機器。これにより、同軸や光の入力しか持たないオーディオ用DACがPCオーディオでも活用できる。

USB DACやUSB DAC内蔵機器、D/Dコンバーターなどを接続するときに気をつけることは、パソコン側から見ればオーディオ用の機器が増設されたことになるので、その機器に正しく信号が送られているかどうか確認することです。たいていの場合は自動的に認識してくれますが、もし音が出ないときはまずOSのサウンド設定を確認しましょう。Windowsであればコントロールパネルから「サウンドとオーディオデバイス」を開けて、オーディオタブの「規定のデバイス」で正しく機器が選ばれているかを確認してください。Macであればシステム環境設定からサウンドを開けて出力の項をみてください。またMacの場合はAudioMidi設定も開けて機器が選ばれていることを確認してください。

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USB DAC導入の実際

USBはもともと汎用性の高い一般用の規格として開発されたもので、USB1.1の場合はPC/MacともにOSのドライバーが対応するので、インストールや設定などは必要なく使い方はかなりシンプルだ。最近はUSB1.1でHiResデータを再生できる機種もあるが、操作は同じなので使いやすさは変わらない。

USB DACといっても実はいろいろなタイプがあり、純粋にオーディオ用として作られたD/AコンバーターでUSB端子を備えたものや、音楽製作用途などに使用されるヘッドホンアンプ内蔵型やオーディオインターフェース型などがある。さらに最近では、アンプやCDプレーヤーにもUSB入力端子を備えたものが登場し、PCのデータを内蔵DACでアナログ信号に変換できるようになっている。

1PCとの接続方法

PCとの接続はUSBケーブルが必要だ。USB端子は幾つか形状があり、PC側はAタイプ、DAC側はBタイプというのが一般的だが、一部のオーディオインターフェースでは、ミニBタイプの端子なども存在する。
接続にあたって注意したいのが、iTunesなどのソフトを立ち上げたままでUSB DACを接続するのではなく、USB DACを接続・設定してから音楽用ソフトウェアを立ち上げよう。順番を間違えると音が出なくてあわてることになる。

写真

AタイプのUSB端子(PC側)。

BタイプのUSB端子

BタイプのUSB端子(DAC側)。

写真

ミニBタイプのUSB端子もある。

2オーディオシステムとの接続方法

USB DACは、PCのデジタルデータをアナログ信号に変換して出力するものなので、基本的にはRCAアンバランスの、オーディオ用のラインケーブルでそのままプリメインアンプやプリアンプに接続できる。写真:アンプへの接続

3設定方法

設定についてはUSB1.1の場合はOSのドライバーが対応するので、USB DAC を立ち上げてUSBケーブルをPC/Macに接続するだけで認識し、設定も1画面だけで済み非常にシンプルだ。

Windowsの設定

画面:Windowsの設定

  • USBケーブルを接続して、コントロールパネル→サウンドとオーディオデバイスを選択する。
  • 「オーディオ」タブの「音の再生」で「USB Audio DAC」選択。
  • Hi Res再生可能なDACの場合、再生すればDAC内蔵のクロックが切り替わって対応するので、特に設定は必要ない。

Macの設定

画面:Macの設定

  • USBケーブルを接続して、AudioMidi設定を開く。
  • デフォルト出力とプロパティに「USB Audio DAC(機器名称が表示される場合もある)」を選択する。
  • Hi Res再生可能なDACの場合、オーディオ出力の「フォーマット」でサンプリングレートを選択してから再生する。
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